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2008年12月 9日 (火)

あのころは単純にそう思っていた

小学校高学年になって初めて日本の歴史を習った。
あれは衝撃であった。
なんせそれまで私の頭の中では、原始時代の次には江戸時代が来ていたのに、
授業では、原始時代と江戸時代の間に縄文だとか南北朝だとかいろんな過程が存在していたと言うのだ。
時代が、鎌倉幕府の項になった時も衝撃であった。
それまでは天皇を頂点として沢山の家来達が国を治めていると思っていたのに、
どうやら1000年も前に、それは実質的に終わっていたらしい。
その当時は、
「今って幕府が国を治めてるんだぁ」
と思ったのだ。
私の頭の中では小学六年の秋ぐらいまで、日本国政府は幕府だった。
それが、江戸から明治に移り、
「今は天皇制なのかぁ」
と習うがままにあっさり誰が治めているか知らない(多分、当時の総理が将軍)幕府は脳内で倒壊した。
秋から冬の初めくらいまでは国は天皇が治めていると思っていた。
だが、歴史はそんなに単純ではないようで、第二次大戦に日本は負け、天皇は日本の頂点ではなくなった。
この衝撃は大きい。いよいよ日本で一番偉い人が分からない。
とりあえず天皇でも幕府でもないらしい。
一体誰なんだろうなぁと考えていると、小学校を卒業する事になった。
とりあえず政治形態ってのは変化するという事がわかった。
日本ってのは一応、一回も日本以外の国であったことはない。
インドのように数百年間イギリスだった事もないし、中国のように清から中華民国経由で中華人民共和国になった事もない。
要は異民族による支配の歴史ってのが無い。東北以北にはあるような気もするが、それはそれ。
なんとなく他所の国の歴史の授業は大変そうだと想像できる。
とりあえず、日本の歴史の授業は、一番最初の時間に、概略を教えてくれないだろうか。
「今は、国民が選らんだ議員によって政治が行われますが、過去には天皇を頂点とした時代もあったし、武士が頂点だった時代もありました」
くらいに。
じゃないと、今でも勘違いしている人がきっといるとおもう。
少なくとも、高校の時に私のクラスにはいた。

中田

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